EXAL

[Jun. 2004]

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エクスペリメンタル航空機連盟
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● エクスペリメンタル航空機連盟は

 エクスペリメンタル航空機連盟は、昭和43(1968)年に、元三菱重工の航空機設計者、故宮原旭氏の
提唱によって、全国の自作航空機愛好家が参集して設立されました。設立当初は「日本自作航空機協会
:略称 JEAA」でしたが、その後「自作航空機連盟:略称 JABAL」、さらに 1997年からは自作以外の航
空機も扱うことを考慮して「エクスペリメンタル航空機連盟:略称 EXAL」と変更しました。


● 活動の主旨

 個人が製作・組立てた飛行機、ヘリコプター、ジャイロプレーン、飛行船など、航空機と呼ばれるす
べての「乗り物」の製作に対する技術指導、運航支援などが主な目的です。
 このほか、民間の汎用航空機部門(ゼネラル・アビエーション)の発達支援を目的とした、製作技術
の講習会や安全教育を行っています。
 また、ゼネラルアビエーションの普及発展に貢献された方々を宮原賞により表彰いたします。


● 組織

 会長、副会長、理事が運営の中心となり、クラブ会員(全国13クラブ)120人、ジャイロプレン全国連
絡会(6地域)代表者がこれを支援しています。
 理事たちの任務は、 会員などの作る航空機の技術的なアドバイス、安全性の評価、安全啓蒙活動、日
本航空協会との連絡、FAIアマチュアビルト・コミッティーへの出席、宮原賞による表彰などです。


● 活動実績

 現在の主な活動は、会員が製作・組立てる航空機の技術指導、安全性の評価、航空局への試験飛行申
請の代行(現在は毎年数件程度)、毎年開催される空のスポーツイベント・スカイレジャージャパンで
の飛行および地上展示、大阪読売テレビ主催のバードマンラリー(通称「鳥人間大会」)への審査員派
遣、超軽量動力機安全講習会などであります。
 昭和46(1971)年、当協会主催の第1回フライインを大西飛行場で開催、第3回まで開催し、その後、
現在のスカイレジャージャパン(略称SLJ)に引き継がれました。
 昭和52(1977)年に、大阪読売テレビによって第1回バードマンラリーが琵琶湖を会場に開催されま
した。このラリーも故宮原会長のアイディアから生まれたもので、イギリスのある湖で行われているフ
ライ・インがヒントになりました。同じようなフライトならば、記録の比較がしやすいことから、現在
のプラットフォームなどの規定が作られました。このラリーは2003年で第27回を数え、すっかり夏の風
物詩として定着しました。


● 
活動イベント実績

1968〜1970年 自作航空機講習会、      参加者合計 164名
1971年    フライイン71開催 大西飛行場、参加機数  20機
1973年    フライイン73開催 大西飛行場、参加機数  34機
1975年    フライイン75開催 ホンダエアポート
1977年〜   フライイン77(日本航空協会主催)協力、以後毎回のSLJに出品協力
1977年〜   第1回バードマンラリー(大阪読売TV主催)に審査員派遣、以後毎年継続


● 宮原賞の実績  (掲載予定)


● 日本航空協会との関係

 (財)日本航空協会傘下のスポーツ8団体のひとつとして、日本航空協会の活動支援、毎年のスカイ
レジャージャパンなどの開催、出品に協力しております。


● 会員になるには

 EXALの会員になるには、航空機と名の付くものを自作している人が原則ですが、アメリカのプライマ
リー・カテゴリー機などを購入して、日本で飛行したいという場合も、会員になることが可能ですので、
ご相談下さい。
 パイロットとして飛行するには、当該航空機のレイティング(飛行機または回転翼)のライセンスを
所有していることが原則です。ただし、ジャイロプレーンのように日本ではライセンス制度が定められ
ていないカテゴリーもあるので、経験次第という例外もあります。

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